密度
デザインについてフィードバックをする際、レイアウトや情報量について話す場面は少なくありません。しかし、日本語の「密度」にあたるからといって、density をそのまま使うとは限りません。
いくつか具体的な表現について紹介します。
■ dense
「密度が高い」を意味する形容詞です。デザインでは、要素が密集していたり、情報量が多く感じられたりするレイアウトを表現する際によく使われます。
This layout is intentionally dense to make scanning faster.
意図的に密度を上げて、一覧性を高めています。
It’s dense, but still readable.
情報量は多いけど、読める状態は保てている。
dense と聞くとネガティブな印象を受けがちですが、ダッシュボードやデータ一覧のように「情報を素早くスキャンしたい」場面では、あえて情報密度を高くすることが効果的な場合もあります。繰り返し利用されることが前提であり、ユーザーが徐々に慣れていくことを想定すれば、一画面に多くの情報がまとまっていることの利便性も軽視できません。
■ spacious
「余白にゆとりがある」「窮屈ではない」というニュアンスがあります。要素同士の間隔が十分に確保されており、読みやすさや落ち着いた印象、主役となる要素を引き立てるレイアウトを表す際によく使われます。
Can we make this feel more spacious?
もう少し余白を増やして、広く感じるようにできる?
A more spacious layout would help the key message stand out.
密度を下げたほうが、主メッセージが立ちそう。
■ airy
「抜け感がある」「空気が通るような軽やかさがある」といったニュアンスです。単に余白が広いことを表すだけでなく、レイアウト全体に軽やかさや開放感を感じさせるデザインを表現するときに使います。
Can we make this feel more airy?
もう少し抜け感のある印象にできる?
This layout feels airy and light.
このレイアウト、抜け感があって軽い印象だね。
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情報が高密度ながら美しいプロダクト
グラフィックデザインやブランドデザインでは、余白をたっぷり取ったレイアウトが洗練されているとされることが少なくありません。本質以外の情報を削ぎ落とし、広い余白が美しさを演出してくれます。
一方、私が現在デザインに携わっている Coda は、情報密度が高く、UI コンポーネントもコンパクトに設計されています。チームに加わった際、それが意図的に設計されたものであると聞いたときには感銘を受けました。
このような業務で日常的に使うツールでは、ユーザーが一画面で多くの情報を把握し、素早く操作へ移れることが求められます。そのため、情報密度を意図的に高めることが、むしろ優れたデザインの選択になっているのです。
ここでは、情報量が多く高密度でありながらも、美しく整理されたプロダクトをいくつか紹介します。
Linear
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