英語で自己紹介をする機会は幾度となくありましたが、何を話せばいいのか分からなくて言葉に詰まったことや、短く断片的な文章を並べるだけで話をまとめられなかったことなど、後悔も数え切れません。
初めて海外のカンファレンスに参加した際、世界中のクリエイターが集まるので、英語でコミュニケーションをとることを想定して、友人からレッスンをしてもらったことがあります。その時に短期間での付け焼き刃として学んだのが自己紹介のフレーズでした。しかし、自己紹介の文を覚えることに集中しすぎて、それを使うタイミングが分からず何も発せずに過ごしたのは苦い思い出となりました。
その失敗から自己紹介が苦手になってしまったのですが、オンラインの英会話レッスンを受けたり、渡米後に現地のデザインのイベントや、ミートアップに参加するようになり、繰り返し訪れる機会を経て徐々に自己紹介がスムーズにできるようになっていきました。
改めて振り返ると、自己紹介は何度も機会がある上に、事前の準備をある程度できるので、練習と実践を反復するのに適した題材になります。
この記事では、いくつかのシチュエーションごとに私が実際に使っている自己紹介のフレーズを紹介します。かつての私みたいに文だけに集中してしまわず、それぞれの場面をありありと想像して練習をする参考にしてもらえると嬉しいです。
英会話レッスン
カンファレンスやミートアップ
ワークショップ
採用面接
FEATURE: Tell Me About Yourself にどのように答えるか
英会話レッスン
オンラインの英会話レッスンで、毎回違う先生と話していたので、自己紹介を必ずしていました。最初は自分の名前と住んでいる地名を言うのが精一杯で、何を話せば良いのか分かりませんでした。先生も自分のことをよくわからないまま話すことになるので、なんだか噛み合わないなぁと思ったまま終わってしまったレッスンも少なくありません。
自己紹介は、後のコミュニケーションの材料を与える大事なタイミングになるので、自分のことについて一歩踏み込んだものを何か入れると良いでしょう。
自由に会話をするレッスンであれば、英語を学ぶ目的や、自分がいま興味を持っていること、実際に教わりたいことを具体的に取り入れると、その後の会話も実りのあるものになりました。
Teacher: Hello there! I'm Sarah. Can you introduce yourself?
先生: こんにちは!サラと言います。自己紹介をお願いします。
I'm Namika, just call me Nami. I live in Tokyo and work as a designer. I'm hoping that I can use English in my work in the future. That's why I decided to take this online lesson. And my favorite food is Japanese cuisine. I'd be happy to talk about work and food.
私: ナミカと言います、ナミと呼んでください。東京に住んでいて、デザイナーとして働いています。将来英語を使って仕事ができたらいいなと思っています。だからこのオンラインレッスンを受けることにしました。好きな食べ物は和食です。仕事や食べ物の話ができると嬉しいです。
"Just call me [呼び名]" で自分が呼ばれたい名前を指定することがあります。英語圏全てがそうであるかはわかりませんが、例えばアメリカでは正確な名前よりも呼ばれたい名前が尊重される傾向にあります。特に呼ばれたい名前がなければ、英語話者が発音しやすく、覚えやすい短いニックネームを考えておくのも手段です。
カンファレンスやミートアップ
渡米してからは、現地のデザインのイベントやミートアップに参加するようになりました。会場では見知らぬ人に声をかけられることが少なくありません。挨拶を交わしながら What do you do?(どんな仕事をしているの?)と尋ねられ、手短かに自己紹介をして徐々に会話をしていくのがほとんどです。
話す相手が同業者であることも多いので、自分の所属先や仕事について具体的に伝えると、話が盛り上がりやすいので、簡単に説明ができるように事前に考えておくのがおすすめです。
Random Person: Hey! First time at one of these design meetups?
見知らぬ人: こんにちは!このデザインミートアップは初めてですか?