チームでプロダクトをつくる仕事をしているので、同僚にデザインの確認や作業、エンジニアに実装や修正をお願いする場面は数えきれないほどあります。私が誰かに何かを頼むときには、何かの本で知ったフレーズのひとつである
I would appreciate it if you could …
… して頂けるとありがたいです
を多用していました。しかし、ある時これが遠回しで分かりづらい表現であると指摘されてから、たくさんあるフレーズのどれが適切な表現か分からずよく悩まされるようになってしまいました。
そこでコミュニケーションが上手に見える同僚を観察しながら、使っている表現を真似したり、英語の先生に言葉の持つ温度感や丁寧さを確認して、少しずつフレーズを使い分けられるようになってきました。
失礼が無く、かしこまりすぎずに相手のことを気づかったお願いの言い方について、私が普段の仕事の中で使っているものを共有したいと思います。
作業をお願いする
“I would appreciate it if you could…” の堅さをほぐしたものが “It would be great to …” です。直訳すると「...することは素晴らしいことになるだろう」ですが「それが実現すると嬉しい」「それをしてくれるとありがたい」と間接的に相手に何かをして欲しいというニュアンスになります。
If you have bandwidth, would be great to create an icon for the help page.
もし余裕があれば、ヘルプページのアイコンを作成してもらえたら嬉しいです。
デザインの修正依頼にも使えます。
For the button, it would be great to lower the text slightly. So that they sit visually in the center.
ボタンについては、テキストを少し下げてもらえたら助かります。そうすれば視覚的に中央に収まります。