ramp
転職すると出会う言葉も変わってきます。ramp は以前の職場ではあまり目にしなかった、最近印象に残った言葉です。
会社全体のリブランドに際し、色やタイポグラフィなどをすべて刷新するにあたって、チームの Brand Experience Lead がシェアしてくれたファイルの名前が Type Ramp でした。辞書を引くと「傾斜路」「坂」という意味が出てきますが、この ramp がタイポグラフィの何を指すのか見当がつきませんでした。
ramp は本来「傾斜」「坂道」を表す言葉で、なだらかに上がったり下がったりする形状を指します。ここから派生して、量や強さを徐々に増したり減らしたりするという意味の動詞としても使われるようになっています。
たとえば ramp up は「増やす」「拡大する」、ramp down は「減らす」「縮小する」という意味で、仕事の進捗、活動量、スピード、力の入れ具合など、ゆるやかに変化させる場面で幅広く用いられます。
🔗 Ramp up - Etymology, Origin & Meaning
We need to ramp the type sizes a bit more between H2 and H3.
H2 と H3 の間のフォントサイズの段階をもう少し広げたい。
We’re planning to ramp up the density levels for compact mode.
コンパクトモード用に密度レベルを徐々に上げていく予定。
We should ramp down the scope of the prototype to finish by Friday.
金曜までに仕上げるため、プロトタイプのスコープを縮小しよう。
Type Ramp
同僚が共有したファイル名に使われたこの言葉は、見出しから本文まで、異なるサイズや太さのフォントを段階的に整理したセットを指していました。
まさに階段やスロープのように、大きなサイズから小さなサイズへと段階的に変化していく様子に見え、その名前に納得しました。
Type Ramp 以外にも、より一般的には Type Scale や、階層構造に言及した Typography Hierarchy といった呼び名もあります。
文字以外にも Color Ramp といえば、色の段階的な変化を整理したセットを指します。
We need to update the type ramp to make the headings more prominent.
見出しをもっと目立たせるために、タイプランプを更新する必要があります。
We should define a color ramp for the new brand accents.
新しいブランドアクセント用にカラーランプ(色の段階)を定義した方がいい。
FEATURE
有名なデザインシステムの Type Ramp
公開されている有名なデザインシステムには、いずれも Type Ramp に相当するドキュメントが用意されており、プロダクト全体の一貫性と読みやすさを確保するためにタイプスケールを定義しています。
デザインシステムを擁する各組織の設計意図が Type Ramp に現れており、そこに注目するだけでもデザインシステム全体の方向性をうかがい知ることができます。
Material Design
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