相違、矛盾、不一致 discrepancy
デザインシステムの構築に取り組む中で、エンジニアや他のデザイナーとの会話で discrepancy という言葉が頻繁に使われていたことが印象に残っています。
「相違」「不一致」「矛盾」といった意味を持つこの言葉は、一貫性や論理的な構造が求められるデザインシステムにおいて、それに反するものを指すために使われていたのでしょう。
それまでも見聞きはしていたものの、自分では使う場面を想像しづらく、記憶に定着していなかった言葉でした。
辞書を引くと
a difference between two things that should be the same
同じであるべきはずの2つのものの違いan unexpected difference. …which suggests that something is wrong and has to be explained
予想外の違い。…何かが間違っていることを示唆し、説明する必要がある。
DISCREPANCY | definition in the Cambridge English Dictionary
とあります。つまり、「異なっていること」を単純に指摘しているだけではなく、本来同じであるべきものが異なることで、不整合が生じている状態を指しているようです。
例えば、「ブランドガイドラインで定義されている色と、アプリに使われている色が異なるんだけど…」「要素が中央寄せだったり、左寄せだったりするけど、どれが正しい?」といった、デザインと実装の不一致を議論する文脈でよく使われます。
例文
I’ve found some discrepancies between the test app and what’s in Figma.
テストアプリと、Figmaにあるものにいくつか相違を見つけました。
It’s a slight color discrepancy, but no that much.
Here’s comparison with hex values, left being the test app, right being Figma.
わずかな色の違いはありますが、それほどではありません。
左がテストアプリ、右がFigmaのカラーコード(Hex値)での比較です。
The button is left aligned, but it is centered on the next page. Is this intentional?
ボタンは左揃えですが、次のページでは中央揃えです。これは意図的なものですか?Let’s stick to left aligned. Sorry for the discrepancy.
左揃えに統一しましょう。揃えられていなくてすみません。
We’re fixing discrepancies between what we have in our brand guidelines vs. components used in the product.
私たちのブランドガイドラインにあるものと、プロダクトに使われているコンポーネントの不一致を修正しています。
私が普段目にする際は、discrepancy between A and B のように、2つの対象の間にある不一致を表す形で使われることが多いです。



