Design Critique 1
デザイン批評を受けるときに
Design Critique(デザイン批評)は、デザイナーが制作途中のデザインを他のデザイナーに共有し、多角的な視点からフィードバックを得るためのミーティングの形式です。完成したデザインの評価ではなく、より良いデザインに向けた改善点や新たなアイデアを見つけることが主な目的とされています。
批判的な意味合いではなく、建設的なフィードバックを得る重要な場としてテック業界のデザイン業務における共通の取り組みです。ニールセングループの記事が簡潔に概要を説明してくれているので読んでみてください。
Refers to analyzing a design, and giving feedback on whether it meets its objectives.
デザインを分析し、そのデザインが目標を達成しているかどうかについてフィードバックを提供することを指す。
Design Critiques: Encourage a Positive Culture to Improve Products - NN/g
私が Design Critique という言葉を知ったのも、プロダクトデザインのブートキャンプに通っている頃に、業務上のデザインプロセスについて紹介を受けたときでした。日本の仕事の中でも、似た性質のミーティングやレビューを複数人でやることはあったのですが、明確に名前が付いて、プラクティスとなっていることには驚きました。
その後、実践的なデザイン批評の場を経験したのは、アメリカでの就職活動をしていたときでした。採用プロセスの中で、実在するアプリのデザイン批評に取り組む形式の面接がありました。
就職後は毎週のようにデザイン批評のミーティングに参加するようになり、日常的な業務のひとつとして数えられます。
実際の Design Critique を観る
Design Critique で YouTube を検索して回ってみると、いくつか参考にしやすい動画に出会うことができます。
Google UX Design Certificate での Design Critique の様子では、モバイルアプリのデザインについて4人がリモートのミーティングで意見を交わしているのを最初から最後まで追うことができます。おそらく受講者の方がデザインを共有しており、講師にレビューを受けているような背景があるようです。
Figma のデザインチームが自社カンファレンスで Design Critique を実施したときの録画は FigJam のオンボーディングフローについて、発表者が複数の案を共有し、他の参加者がフィードバックをして議論する様子を観られます。自分も実際に使ったことのあるサービスであるため、現実味をより感じられます。
デザイン批評を受けるときに覚えておきたいこと
デザイン批評への参加にあたっては、自分のデザインを持って行き批評を受ける場合と、他者のデザインについて批評をする場合で、求められる心構えが変わります。今回は、批評を受ける立場で、次回の記事では批評をする立場で、デザイナーが気にしておきたい点について紹介します。
批評を利用するのを目的にする
デザインを見せる前に、プロジェクトの背景や、批評で何に対するフィードバックを求めているのかを共有するのは当然のことではありますが、つい制作したもの自体に意識が向いてしまい、疎かになってしまう点です。
批評の結果を事後の取り組みに最大限に利用することを念頭に置いて準備すると、他の人に見せて意見をもらうという、何となく気の重いアクティビティにも少し前向きになれます。
プロジェクトの背景を共有する
デザインを見せる前に、発表者はプロジェクトの背景がうまく共有できるように丁寧に説明をするべきです。
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